ただ、逢いたい
*美女の本性
話し込んでいたら、いつの間にか4時間も過ぎていた。
そこでようやく女子会も終了し、会計をして外に出た。
「あー久々に飲んだ」
伸びをしながら、彩菜が言う。
「彩菜は飲み過ぎだって」
紗弓が、呆れるように言った。
ほとんど顔色は変わっていないけど、かなり飲んでいた。
彩菜は、少しムッとして言う。
「人のことは言えないでしょ」
そう、彩菜も紗弓も強くて、同じくらい飲んでいる。
あたしも、人のことは言えないけど。
「でも、いっぱい語ったな」
「そうだよね。
3人で集まるの、久しぶりだもんね」
勇人くんの話しが一段落したあとも、まだまだ語っていた。