ただ、逢いたい
その他の恋愛や仕事の話しなど、いくら話しても足りないぐらいだった。
「近いうちに、また集まりたいね」
「それ、賛成ー!
また飲みしよっ」
彩菜の言葉に、紗弓も頷く。
今、飲み会をしたばかりなのに、もう次回の話し。
あたしらは、いつもこんな感じだった。
学生の時から変わることがない。
何かあるたびに、3人で集まって騒いでいる。
笑顔だったり、泣いたり、怒ったりと様々だけど。
そんな時間が、楽しかった。
それから数日後、意外なところで由梨の本性を知ることになる。
「朝井さんっ」
仕事の休憩時間にコーヒーを飲んでいたら、上司である沙希さんに呼ばれた。