mirror【超短編】


「お疲れ〜!」


「うわ〜真っ暗じゃん!
ほら、早く帰ろ、未夢!」


部活が終わり、急かす美波。


「待って、美波。
トイレ行ってきていい?」


「早くね!」


4月と言えど、夜は冷える。


7時前の校舎は暗く、不気味である。


グラウンドにも人はほとんど居ない。


美波はトイレの前で未夢を待った。


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