体育館の天井に挟まっているバレーボール




「あの先輩、引っ越す前になんとか君を喜ばせよーと色々考えてたみたいだよ。ボクにも相談に来たけど、あんましいいアイディアだせなかったや。」

後日、第二体育館にいつものようにいた金髪青目の子はそう語ってくれた。

あのケーキも、映画も、先輩なりに色々と考えていたんだなぁ、と納得した。
もう少し喜んであげればよかったな、とも思って。

仲直りしたんだね、といつもの調子でニコニコとそう言う金髪青目の子にはありがとうと言っておいた。



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