貴方を愛した
もどかしい
雅樹のおでこが

あたしのおでこに

コツンとあたる

雅樹「結羽奈には

一分でも

一秒でも 長く生きてほしいんだ

それが 俺の願いだ

結羽奈こそが

俺の生き甲斐なんだ

な?

病院に戻ろう」

あたしの涙はとまらない

雅樹「結羽奈 愛してる」

あたし「…こんな時に ズルいよ」

雅樹「俺は 結羽奈なしでは

生きられない」

あたし「…ズルいよ」

雅樹「そうかもな…」

あたし「…」

雅樹「でも 俺だってツラいんだ

帰したくない

だけど もどらなきゃダメだ

送るよ

戻ろうぜ

な?」

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