貴方を愛した
カウンセリング室にはいる

譲「突然 すまないね」

雅樹「いえ 大丈夫です」

譲「結羽奈の状態があまり良くないんだ

軽井沢の別荘にうつろうと思う

系列病院もあるし

ゆっくり静養ができると思うんだ」

雅樹「…それは…

もう 決定事項なんですね?」

譲はこくりと頷く

雅樹「もう少し 時間をもらえませんか?」

譲「そうだね 気持ちの整理が

必要だろうから 考えてみてくれ

結羽奈の心臓は

ずいぶん 衰弱している

一刻を争わなければならない」

雅樹「…」

譲「君には 申し訳ないけど…

すまない」

雅樹「はい」

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