貴方を愛した

譲「言いにくいかとは思う…

SEXは どのくらいしてる？

正直に 答えてくれないか？

結羽奈の命に関わると思ってくれていい」

雅樹の表情も 真剣なモノになる

雅樹「会えば 必ず シます」

譲「月に何度？」

雅樹「3､4回程です」

譲「何度 イク？」

雅樹「何度でも。

僕から見ても

感じすぎるなとは

思ってます」

譲は また 真剣に言葉を返す

譲「結羽奈が 可愛いと思うかい？」

雅樹「当然です

何が問題なのか 教えてください」

譲「結羽奈のイク回数だ

君からみて

何ともないかもしれないが

彼女の心臓には

明らかに 負担になっている

このままでは

すぐに 発作を 起こすだろう」

雅樹「！」

二人とも 視線をそらさない

気まずさも 何もなく

本音を言い会う姿勢は同じだ

雅樹「では

SEXレスなら

どうなりますか？」

譲「それでも 来年あたりには

頻繁な発作を起こすだろう

すぐに ドナー登録をするが…

心臓を移植しなければならない

それは 避けられない

ドナー登録しても

移植までに3～4年は かかる」


雅樹「そんなに…」

譲「君は 何かしら知識的なモノがあるように

見えるが…」

雅樹「看護師を 目指して 勉強中です

自動車免許も

もう 取りました

来月中には 車を買うつもりです

結羽奈は…

僕にとっても 大切な存在です

頼りないかもしれませんが

任せてもらえませんか？

どんな男からも

守ってみせます！

もちろん 自分からも 守ってみせます！」