貴方を愛した

～数日後～

雅樹「結羽奈

桜前線がくるぜ？」

あたし「そうだね

再来週が満開ってニュースでしてた

ワクワクするね！」

雅樹は ぷっとふきだして

雅樹「結羽奈 目が輝いてる

子供かよ」

はははと笑う

あたし「だって

1ｶ月も入院してるんだよ？

ストレスもMAXだよ」

雅樹「まあな

花見さ…

再来週の木曜日にしようぜ？」

あたし「うん

でも…バイトは？」

雅樹「休める 心配すんな」

あたし「心配するよ

学校だってあるし…

ここから通うの大変でしょ？」

雅樹はあたしが入院してから

ほぼ毎日のように

病室に泊まってくれて

学校もバイトも

こなしている

雅樹は病院から学校が近いからと

笑うけど

あたしは心配で仕方がない

雅樹「大丈夫だ 俺のことより

自分のこと 心配しろよ」

あたしはぶ～っとふくれる