貴方を愛した
雅樹に言われて

院の裏口で待つこと数分

黒の中型車が一台止まる

ガチャリと運転席が開いて

雅樹が現れる

あたし「雅樹!車!

どうしたの?」

雅樹「バイト代で買えたのがコレ

驚かそうと思って言わなかった」

ニヤニヤと笑う

あたしは車を一周した

あたし「いいね♪

コレ」

雅樹「早く乗って」

助手席を開けて待っててくれる

あたしは いそいそと乗り込んだ

あたし「どこまで行くの?」

雅樹「穴場だって言ったろ?

着くまで お楽しみ」

あたし「いじわる」

雅樹「すねても可愛いな

結羽奈は」

あたし「もう!

ごまかして!」

雅樹「ははは バレたか」

ぶ~っとふくれるのを

横目でみて

雅樹は車を走らせる
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