愛のカタチ



バンッ



「間に合っーーーーーてないよな。」



予想はしていたが、そのとおりに遅刻。



「蘭ー遅いよ〜!!」



「来ちゃったのかよ。蘭がいなくて静かだと思ったのによ〜。」



「蘭姉、おはようございます。」



こうやって教室に入ると沢山のクラスメートが話しかけてくれる。



嬉しいけどさ?!



若干一名違うやついるよな!



「皆おっはよ〜。」



取り合えず、挨拶を返す。





「か…上城さん。あの…その…」



か細い声の先を辿れば頭が寒そうなおじちゃん。



「あぁ〜わり。今座るねーん。」



大人しく自分の席に座った。



あのセンセ、えっと、田中センセだっけ。



何でか私を怖がるんだょね〜。



私なんもしてないのになぁ。



< 5 / 9 >

この作品をシェア

pagetop