愛のカタチ
バンッ
「間に合っーーーーーてないよな。」
予想はしていたが、そのとおりに遅刻。
「蘭ー遅いよ〜!!」
「来ちゃったのかよ。蘭がいなくて静かだと思ったのによ〜。」
「蘭姉、おはようございます。」
こうやって教室に入ると沢山のクラスメートが話しかけてくれる。
嬉しいけどさ?!
若干一名違うやついるよな!
「皆おっはよ〜。」
取り合えず、挨拶を返す。
「か…上城さん。あの…その…」
か細い声の先を辿れば頭が寒そうなおじちゃん。
「あぁ〜わり。今座るねーん。」
大人しく自分の席に座った。
あのセンセ、えっと、田中センセだっけ。
何でか私を怖がるんだょね〜。
私なんもしてないのになぁ。