お弁当の時間。
屋上
屋上へと続くドアを開けると、さぁっと気持ちのいい風が吹き込んで来た。
「いい風だね!天気もいいし、気持ちいいね~。これはお弁当が美味しいよ。」
お弁当箱を渡しながら、ここ毎日座っている定位置に並んで腰掛けた。
「じゃ、、、、いただきますっ!」
いつものようにフタを開け、喜びの声をあげる健介。
「卵焼き!それにおにぎり!リンゴのデザートも!全部俺の好きなものばっかじゃん!!」
お子ちゃまかよ、とツッコミを入れたくなるような好みをしている。
けど、好きな人の好みだもん。すぐに覚えちゃう。
「そりゃあもちろん、健介の好みがわかっちゃいましたから。では、召し上がれ。」
「遠慮なく。」
がっつり食いつく健介の隣りで、私は一まわり小さいお弁当を広げて食べる。
しばらくすると、突然健介が立ち上がった。
「悪ィ!茶買ってくるの忘れた。ちょっと行ってくる!」
「あ、そっかぁ。行ってらっしゃい。」
「弁当、片付けんなよ!まだ食うから!」
「はいはい、わかってまーす。」
食べかけのお弁当を残して、健介は走りさって行った。
「いい風だね!天気もいいし、気持ちいいね~。これはお弁当が美味しいよ。」
お弁当箱を渡しながら、ここ毎日座っている定位置に並んで腰掛けた。
「じゃ、、、、いただきますっ!」
いつものようにフタを開け、喜びの声をあげる健介。
「卵焼き!それにおにぎり!リンゴのデザートも!全部俺の好きなものばっかじゃん!!」
お子ちゃまかよ、とツッコミを入れたくなるような好みをしている。
けど、好きな人の好みだもん。すぐに覚えちゃう。
「そりゃあもちろん、健介の好みがわかっちゃいましたから。では、召し上がれ。」
「遠慮なく。」
がっつり食いつく健介の隣りで、私は一まわり小さいお弁当を広げて食べる。
しばらくすると、突然健介が立ち上がった。
「悪ィ!茶買ってくるの忘れた。ちょっと行ってくる!」
「あ、そっかぁ。行ってらっしゃい。」
「弁当、片付けんなよ!まだ食うから!」
「はいはい、わかってまーす。」
食べかけのお弁当を残して、健介は走りさって行った。