不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
ままままま、待って!あたしは無理だよ…!で、できない!
なんてすぐに反論したくなったのだけど、
女子の皆さんの氷のような視線が降り注がれていることに気づき、あたしは口をつぐんだ。
これだけ他にも総也とペアになりたい女の子が大勢いるんだから…。
何もわざわざ、あたしを選ばなくても…。
「あとの2ペアはね~。どうする、光」
「んー」
そんなあたしの心境を余所に、隣の光と残りの2ペアについて話し始めた総也。
……ん?光?
そ、そうじゃん!別にあたしじゃなくても、光と組めばいいじゃないか!
光なら超運動神経抜群って聞いたし。
「ひ、光はやらないの?あたしより、光の方が合ってると思うんだけど…」
あたしは2人の傍まで駆け寄って、そう提案した。