不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
「え、光と俺が?」
「う、うん…」
若干、距離を保ちつつ、総也と光にその話をすると、2人は途端に顔を見合わせて、困ったように苦笑した。
「それは無理だな。コイツと俺じゃできない」
総也が肩をすくめて、あたしの提案を拒否する。
「え…。どうして?」
「そもそも光は焼けたくないしねぇ。女の肌に紫外線は大ダメージだよぉ、紗雪!」
あ、あぁ…。そういう理由か…。
単純に光が参加したくないだけね…。
って、発案者は光だったのでは…。
まぁ、光のことだ。
自分は優雅にカシスオレンジのジュースでも飲みながら、暇つぶしに観戦する気満々なんだろうな…。