不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~




「か、梶会長…」



この状態をどうすればいいのか判断に苦しむ審判役の男子生徒が声をかけてきた。




そこで間に入ったのは光で。




「もちろん棗のクラスはしっかぁく!人の試合に手出しするなんて言語道断!だからねっ♪」



「は、はぁ。それでいいのですか?梶会長」



「あぁ。構わない」





それを聞いて、3人の会話を見守っていた生徒たち(主に女子)が、口を揃えてブーイングする。




「そんなぁ~!」

「梶先輩のご活躍、もう一度この目で見たかったぁ」

「棗様の華麗なプレイが……」




そんな数多くの意見に「ふむ」と何かを考えた光が、




「わかったわかった!じゃぁ、最後は校正会同士でお披露目するからぁ♪ちょっとルールは変更して、棗・稟・紗雪対、光・オミ・総也で対決するよん♪それでいいでしょぉ?」




なんて、とんでもない提案を始めた。



それには辺りの女子生徒は大はしゃぎ。盛大な拍手がわき起こった。



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