不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
「ん?どうした?腹でも減ったか?う○こか?」
「違う!」
相変わらず下品な総也を睨んで、あたしはまた布団に横になった。
あ…。
総也ったら、汗かいてる。
タオルを絞ってくれている総也の横顔には、一筋の汗がにじんでいた。
ビーチバレーであれだけ動き回った後に、さらにあたしの看病だもんな…。
そりゃ、疲れるよね…。
「ごめんね、総也。無理させて。自分で出来るよ」
「何言ってんだよ。病人は大人しく寝とけ」
「それ光にも言われた」
あたしは再び起き上がって、「少し休んで?」動きっぱなしの総也に言った。
座高の差から、必然的に上目遣いになってしまったらしく、総也の動きが一瞬止まる。
それからすぐにニヤリと口角を上げて、悪戯っぽく笑った。