不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~




廃校への入校が始まった。


辺りのペアたちがスタート地点に一列に並んでいく。




「梶先輩行きましょう!」


「…ああ。お前大丈夫か」


「はい。あ、あそこにオミ先輩ペアがいる。相手はやっぱり女の子かぁ」




かなり身長差のある女の子が選ばれたみたい。


凸凹コンビだなぁ。



だけどオミ先輩が相手なら、怖くても頼りがいがありそう。抜群の包容力で守ってくれるイメージ。




「オミはああ見えて極度の怖がりだからな。幽霊系は苦手だったと思うけど」


「えぇ!?い、意外…」




確かに、よく見れば袖をめくったところのオミ先輩の腕、鳥肌が立ってる。


足もがちがちみたいだし。




「だ、大丈夫でしょうか…」


「さぁな。まぁアイツの性格上、途中で女を置いて逃げ出したりはしないだろ」




それならいいんだけど……。



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