不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~




オミ先輩でさえも、「今回は流石にね」そう言って、施錠に使われた鍵を持って去って行く。




残るのは光と総也だけになった。





「んー、退学とかはよくわかんねぇけど…。俺たちが見つけなければさゆがずっと閉じ込められてたって思うと、確かにムカつくな」



「まぁ、最終決定は会長次第だからねぇ。光たちが考えても意味ないよぉ」




そう、なのかな。


やっぱりこの学校は最後まで、会長中心で回ってるの?



だけどそれって、どうなんだろう。




だって梶先輩だって、普通の一生徒に過ぎないのに。





「今、紗雪ってば、棗のこと考えたでしょ?」



「え?」



「どうして棗にばかり従ってるんだろうって。そのシステムはどうなのって」



「………」




図星だった。光には何でもお見通しらしい。



それを見て彼女は、「まぁ、仕方ないんだよね」ここまで来るのに走ったからか、乱れた服装を綺麗に正して答える。



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