不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
学校から1番近いコンビニへ向かう。
「光にも協力できることがあったら言ってねぇ。光ね、最初はちょっと面倒臭いなぁって思ったりもしたんだけど、紗雪が毎日頑張ってるところ見てたら感化されちゃったぁ」
「ありがとう。この前も意見書の確認、手伝ってくれたよね。光は優しいね。あたし、光のこと大好き!」
光に笑いかけると、いつもみたいににっこり笑え返してくれることはなかった。
「だ、大好き…?そ、そんなん光もだしぃ…」
なんていうか、いつもより動揺してるっていうか、自然じゃないっていうか。
「どうかした?光」
「な、何でもないもん~」
光はクルクルに巻いた自分の髪で遊びながら、あたしの少し先を駆けていく。
「あ、ちょっと待ってよ、光!走ったら危ないよっ」
って、あたしはお母さんかっ!!
てか、光、足速いんだから走られたら追いつけないっ!!
あたしははぐれないように、光の跡をどうにか追った。