不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~




学校から1番近いコンビニへ向かう。




「光にも協力できることがあったら言ってねぇ。光ね、最初はちょっと面倒臭いなぁって思ったりもしたんだけど、紗雪が毎日頑張ってるところ見てたら感化されちゃったぁ」


「ありがとう。この前も意見書の確認、手伝ってくれたよね。光は優しいね。あたし、光のこと大好き!」




光に笑いかけると、いつもみたいににっこり笑え返してくれることはなかった。




「だ、大好き…?そ、そんなん光もだしぃ…」



なんていうか、いつもより動揺してるっていうか、自然じゃないっていうか。




「どうかした?光」


「な、何でもないもん~」



光はクルクルに巻いた自分の髪で遊びながら、あたしの少し先を駆けていく。




「あ、ちょっと待ってよ、光!走ったら危ないよっ」



って、あたしはお母さんかっ!!


てか、光、足速いんだから走られたら追いつけないっ!!




あたしははぐれないように、光の跡をどうにか追った。



< 200 / 302 >

この作品をシェア

pagetop