不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~









「や、やばい!シャワー浴びなきゃ!!」



昨晩、お風呂に入ることさえ忘れていたあたしは、朝から猛スピードでシャワーを浴びて髪を乾かしていた。





時刻は8時過ぎ。




どれだけ頑張っても家から学校までは20分近くかかるのに…。



これじゃどうあがいても間に合わないっ!!





髪を乾かし、整え終えたあたしは制服に着替えて、1階へ駆け下りた。



お母さんに用意してもらった朝食すら手を付けず、あたしは家を飛び出した。






ブゥウーーン!



「……え?」



と、同時にあたしは目を丸くして目の前の光景に驚愕したわけだけど。




「いつもの時間になっても来ないから心配になって」


「………」



そこにいたのは、大きな2人乗り用のバイクにまたがってあたしを待っていた男の子だった。



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