不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
あたしはオミ先輩に目で合図して、光を連れて行ってもらうよう頼んだ。
だってこのままじゃ、意見箱の仕事が再開できないし…。
さっきまでは素直に手伝ってくれてたんだけど。
「ほら、光。今から水瀬さんは仕事するんだから邪魔しないで行くぞ」
「えぇ~!光だってお手伝いしてたもん」
「どうせ関係ない方向に持っていくんだろ?」
オミ先輩の的をうった指摘を受けて、渋々席を立つ光。
「頑張ってね、紗雪。困ったらすぐに光が助けてあげるからねぇ」
「ありがとう」
光はあたしに手を振ると、オミ先輩に連れられて校正会室へ入って行った。
さーて。この間、保留にしていた喫煙所の意見書でも確認し直すかな。
今日の分と合わせて見直さないと。
「“稟くんの好きなタイプの女の子が知りたい”」
………。
この頃、稟関連の恋愛ネタ多いなぁ。