不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
翌日。いつものように学校に行くと、やっぱりそこに総也の姿はなくて。
昨日、一応メールはしておいたけど、返事はなかったし。
総也ったら、本当にどうしたんだろう。
ガラララ
「おはよぉ、紗雪ぃ~」
そんなことを考えていると光がやって来た。
光は机に荷物を置くと、一直線にあたしのもとまでやって来て、総也の机を陣取った。
「光。おはよう」
「総也の奴、今日はサボりかぁー。稟はちゃぁんと来てたのにねぇ」
「稟は来てたんだ?昨日見てないけど」
「さっき教室覗いたらいたよぉー」
あたし、何でこんなに2人のこと気にかけてるんだろう。
相手はただの他人で、それにあたしの大嫌いな男の子で、あたしが心配する義理も理由もないのに。