不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
どうしよう。
どうしたらいいんだろう。
あんまり男の人と関わったことがないから、こういうときどうすればいいのかよくわからない。
素直に助けを乞うべきなの…?
「えーと……」
「あんまり見ない顔だけど…。下級生かな」
「え…?」
「あ、ごめん。俺、3年なんだ。4組の保高雅臣(ホダカ マサオミ)。君は?」
保高、先輩。
彼は簡単に自分の名前を告げると、優しくふわりと微笑んであたしにそう尋ねた。
この人……。
何だか雰囲気が凄く大人。いつも周りに群がってる、気持ち悪い男たちとはちょっと違う。