不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
んもう。この子は…。
隣でにっこり微笑む光を目を細めて睨む。
「怒んない怒んない♪光も手伝ってあげるからぁ~」
「調子いいんだから」
こうなったら、とことんこき使わせてもらわないと!
完成した看板を掲げる。
うん、いい感じだ。
「ところでどこを喫煙所にするのぉ?」
「体育館裏に使われてない倉庫があったでしょ?体育科の先生にきいたら、そういうことなら倉庫を使って構わないって言うから」
「あ~、あそこかぁ。なるほどねぇ。考えたじゃんっ♪」
光に頭を撫でられる。
ふわっと甘いほのかな香りが鼻をかすめた。
光からはいつもいい香りがする。
女子力高すぎて、女としてはちょっと複雑!
あたしより何十倍も可愛い光が、ちょっと妬ましい。