不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~



それはもちろん、放送室も例外じゃなくて。



天井の隅っこには、いくつか芸術的な蜘蛛の巣が張り巡らされていたりする。





「きったないなぁ…」




一応これでも、生粋のA型人間ということもあり、あたしはそういうのが正直言って本当に苦手。



きちんと毎日掃除して、綺麗な空間で生活したいと思ってる。




だけどそう感じてるのはどうやらあたしだけのようで。





「~♪」



この部屋に一緒に入って来たもう1人の美少女はそんなこと、気にも留めてないらしい。



呑気にご機嫌に鼻歌なんか歌っちゃって、壊れかけの校内放送スピーカーを叩いて直してる。




「あ、直った♪」



そして、見事に修理してしまったらしい。




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