不良校サバイバル~イケメンたちとtrouble days~
「着いたぁ!!」
現地に到着すると、1番にバスから飛び降りた光。
それに続くように、校正会のメンバーが1人ずつおり、最後に全員の下車を確認したところで、未だ眠り続けている梶先輩を起こしたオミ先輩が2人一緒におりてきた。
学校からは到底見渡すことのできない景色に、他の生徒もテンションが上がっているみたい。
と、そのとき。
ゴンッ、
誰かがあたしの身体にぶつかった。
「あ、ごめんなさ…」
反射的に振り返ってお互いに謝ろうと身体を向けると…。
「わりぃわりぃ!って、君可愛いねぇ!あ、噂で聞いたけど、最近校正会に入ったっていう編入生!?」
それはあたしがこの世で最も苦手とする、いかにも女の子にだらしなさそうな、チャラチャラとした金髪の“男”だった。