キミの隣にいたい。
「あの、用件はなんですか?」
「ああ、日直の件でな。昨日、梅田に任せてダメじゃないか!?今日は1人で日直の仕事をしなさい」
あぁ、日直か。
「先生、俺昨日言いましたよね?彼女は、怪我してるんですって!俺は彼女に無理だけはしてほしくないのでやっただけです。自分がやりたくてやっただけなので彼女は何も悪くありませんよ」
「お前、椿のことが好きなのか?」
…え?
「…用件は以上ですか?チャイム、鳴ったので戻ります」
優輝くんは、その質問をスルーしてうちを抱えて教室へと戻った。
「…優輝くん、ごめんね…うちのせいで…迷惑、かけちゃって」
「迷惑なんかじゃないよ。俺がやりたくてやってるだけだし」
「…そう」