キミの隣にいたい。
うちは、小学校・中学校でお世話になった人たちにお礼を言いに行った。
さっきまで、走れていた体が…もう、走ることはできなくなっていた。
[ピー………]
その音が鳴ると、同時に…
声が、完全に出なくなった。
泣きたいのに、泣けなくなった。
走りたいのに、走れなくなった。
歩きたいのに、歩けなくて。
その場にガクッと倒れこむ。
[エラーが発生しました…]
[…エラーが…エラーが…]
その声の音を最後に、
思いだすのは、大切な人たちの笑顔ばかりだった。