キミの隣にいたい。
翔先輩は、目に涙を浮かべながら怒る。
その姿は、蒼井先輩と同じに見えた。
「優希菜も、優衣菜も同じじゃないですか。たった一文字しか違わない」
「それでも、優希菜と優衣菜は別人じゃないか!生まれ変わったんだろ?」
「そうですか…?よくわかりません…あはは…」
「無理して、笑ってんじゃねーよ…」
「…っ、…仕方ないじゃないですか。顔も、全く同じで前世同じだったお母さんのもとに生まれたんですから」
「…」
「うちなんて、優希菜でも優衣菜でもどっちでもいいです…」