キミの隣にいたい。





翔は、さっきの女の子と中庭へ行ってしまった。










ばか。










「あれ?優希菜じゃん」











「…あ…」







蒼井先輩だ。







「優希菜じゃないです。優衣菜です」








「あぁ、そうだな」








「はい」










「翔と付き合ってんのか?」









「はい」










「…そうか」










----------ねぇ、どうしてそんなに切ない顔をしているの?
蒼井先輩…。
好きなのに。
伝えられない。
うちが、生きていたら優希菜が優希菜のままだったら
蒼井先輩のこと引きとめるのに。








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