キミの隣にいたい。
「…ほら、涙。拭けよ」
ハンカチを差し出す彼…。
うちは、ハンカチを受け取って涙を拭いた。
「…落ち着いた?」
声を出すと、また涙が出てきそうだったから頷いた。
「そっか、ならよかった。話せるようになったら、俺が聞いてやるからまた、来いよ」
「…っあり、がとぉー…っ…」
「ユキ、何組?」
「…な、7く、み…っ」
「そっか、7組か。俺は2組だからさ。なんかあったら来いよ」
「う、んっ…」
さっきまで、わんわん泣いていたから上手く話せない。