キミの隣にいたい。
キーン…コーン…
「あ、チャイム鳴った。行こうぜ。腹減った」
「…うん」
「大丈夫大丈夫」
「ココが俺のクラス」
うちは、ユキヤのクラスまで来た。
なんだ、別に松葉杖なんてなくても大丈夫じゃん。
「そうなんだ」
ガラ…
「お、ユキヤ。お前、サボってたのかよー」
「おう、面倒じゃん」
「まぁな」
「んじゃ」
「待て。どこ行くんだ?」
「保健室」
「なんで」
「そこで、飯食う」
「はぁ?」
「保健室の先生に言われたんだよ」
嘘。
言われてない。
先生、いないよ。
「ふーん、お大事にな」
「サンキュー」