キミの隣にいたい。
「お待たせ。次は、ユキのクラスな」
「…うん」
「席、どこ?」
「廊下側から、2列目の後ろから3番目…」
「そうなんだ。じゃあ、持ってくるわ」
「うん…」
ガラ…
ユキヤがうちのクラスに入る。
周りは静かになる。
「お前誰だよ」
倉地が言った。
「俺?ユキヤ」
「何の用だよ?」
「あぁ、ユキの弁当どこ?」
「ユキ?誰だソイツ」
「あ?あぁ、ユキナの弁当」
「椿優希菜の?」
「椿って言うの?まぁ、そうだわ」
「お前、優希菜の何なんだよ?」
友達。
でも、友達って言うのかな?
ただの知り合い?
違うなぁ。
難しいな。
「俺の彼女」
えぇっ!?