キミの隣にいたい。
その発言に、みんな「え!?」と言う。
それと同時に、うちも声をあげてしまった。
その声に、みんなうちの存在に気付いた。
ヤバ…。
「…あ、優希菜ぁ。どこ、行ってたの?祐依、探してたんだよ?」
さっきの出来事がなかったかのように、話しかけてくる祐依。
何なの?
意味わかんない。
「…へ、へぇ。ごめんね」
「てか、優希菜さ。彼氏いたんだ?」
違う、けど。
何て言ったらいいのかわからない。
「…」
「あ、梅ちゃんと付き合い始めたからよろしくねぇ♪」
優輝くん…。
また、溢れそうな涙をグッと堪える。
「あぁあー、腹減ったー。何してんだよー?早く行くぞ」
そんなうちを、ユキヤが教室から連れ出す。
「ちょっ、優希菜!?」
祐依がうちを、呼ぶ。