キミの隣にいたい。
ガラッ…
「おい倉地さー、優希菜さんのこと好きなんだろー?告白しろよー」
そう言って茶化すのは、猪井隼人。
この人、嫌い。
「はぁー?こんなの好きなわけねーだろ。いい加減にしろよ」
倉地が言う。
別にいいけど、ちょっと失礼じゃない?
「何言ってんだよー?昨日、あれだけ好き好き言ってたのにさぁー」
なんなの?
はぁ、もう嫌だなぁ。
優輝くん、早く来てくれないかな…。
「違うっつってんだよ」
ドン!
と、倉地が猪井を押す。
猪井は、よろけて尻もちをついた。