キミの隣にいたい。
「いってぇー。何すんだよ!?」
ドン!
今度は、猪井が倉地を押した。
うちは、横で仕方なく日直日誌を書いていた。
ドン!
次は、倉地が。
猪井が。
さっきから、その繰り返し。
いつまで経っても、喧嘩はしてるし。
優輝くんは、来ないし。
うちは、黒板を消そうと立ちあがった。
ドンッ!
「…きゃっ!」
猪井が倉地を突き飛ばして
横から、倉地がうちに突っ込んできたんだ。
うちは、当然倒れこんだ。