キミの隣にいたい。
「ユキヤ、うち教室戻るね。ばいばい」
「…あ、あぁ。じゃあな」
ユキヤには、何も話してない。
きっと、心配するだろうから。
ガラ…
「あぁー!人の彼氏を取った女だよぉー!コイツに関わったら、彼氏取られるよー!」
祐依が言った。
すると、みんなうちから離れて祐依の味方につく。
何も知らないくせに。
何もわからないくせに。
何も関係ないくせに。
「…そんなことして、楽しい?嬉しい?おもしろい?ちっちゃい人間だね」
「何それぇー?うざいんですけどぉー」
「勝手にどうぞ。ていうか、アンタの方がうざいんですけどぉー」