キミの隣にいたい。
うちは、ユキヤに腕を引っ張られ音楽室に来た。
「ど、どうしたの?」
「なんで、ユキがこの教室に来るんだよ?」
「…あ、それは…知ってるでしょ?保健室で祐依が言ってたじゃない。
いじめがあるの。うちのクラスで。今日からうちがいじめられる的になった。
だから、めんどくさいから、先生に頼んだ」
めんどくさいなんて、嘘。
怖かった。
逃げ出したかった。
教室では、知らないって顔してたけど。
怖くて仕方なかった。
明日は、何をされるんだろうって。
今日のいじめは、いじめに入らないかもしれない。
でも、嫌だった。