私の太陽はキミ
「ただいま……」
久しぶりの自分の家の匂いに緊張感を持ちながら
リビングに入った。
「空…!お前はどこに行ってたんだ!心配しただろう!」
嘘ばっかり……。
心配なんてしてないくせに…。
おばさんと二人で今、テレビ見てたじゃん…。
私がいなくなってホッとしてたくせに。
でも…今までみたいに…反発してたら…
何も変わらないよね…。
「ごめんなさい……」
「はぁ…ホントに心配したんだからな。ご飯は?食べてるのか?」
「うん。もう食べてきたから…いらない」
「そうか。だったら今日は疲れただろう。ゆっくり寝なさい」
あぁ…早く部屋に入ってほしいんだ…。
でも……今までの私じゃないんだから…。
「今日は…お父さんたちといたい……」
お願い…っ
「うん」って言ってよ…。
お父さん…っ……。