私の太陽はキミ


それから、私たちは他愛もない話をしながら



陽翔が作ったカルボナーラを食べた。



こんなに美味しいカルボナーラ食べたの


初めてだよ。




それは……陽翔の腕もあるけど、……




きっと陽翔が横で一緒に食べてくれてるからなんだろうね。




「空、皿片付けるから貸して」



「いや、いいよ。洗い物私がやっとくから陽翔は先にお風呂入ってきなよ」




「いいって、そんな気、使わなくて」




「気なんて使ってないよ。ただ私がしたいだけだから」



「そうか?…ならお願いします…」




「なんで敬語?陽翔の方が年上なのに」




「ふふっ…じゃあ風呂入ってくるな」




「うん、いってらっしゃい!」



陽翔がご飯作ってくれたんだもん。



洗い物くらい




お安い御用だよ。



…あれ?


陽翔…タオルしか持って行ってないんじゃない?



パジャマとか持って行ってないよね…?


確か…。



どうしよう。


持って行ってあげようかな…。


でも……陽翔は…男だし…。



ううん!でも洗面所に置いといたら


大丈夫だよね…?



よし、持って行ってあげよう。



……。



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