私の太陽はキミ
「じゃあ、最後に嫌いな食べ物は?」
「ん~嫌いな食べ物かぁ。あ、ピーマン!」
おいおい…。
「ピーマンって子供かっ!」
「だって、苦いの嫌いだもん…」
…もんって…。
なんか、可愛いんですけど~!
「それじゃあ、もしかして薬もダメ…とか?」
「……ぅん」
「…あははははっ!」
ホントに子供みたいだなぁ。
耳まで赤くなってるしー。
「笑うなっ!大人でも嫌いなもんは嫌いだ!」
「あ~ごめんごめん!ピーマン君♪」
「あ゛ぁぁぁぁ!またからかったな~!!もうメシあげないかんな!」
「それは…ちょっと。ごめんごめんって!ね?許してよ~!」
私は、わざと上目づかいで陽翔を見上げた。
「うっ……それ、反則っ…」
「ねぇ…許して?」
「う、…うん」
ぶっ…
バカだぁ。
ホント騙されやすいんだから。
でもそんなに人を信じてたら…なんか…
陽翔が急にどっか行っちゃいそうで…
怖いな…。