【続】意地悪なご主人様
・・・

アタフタする私の顔に、

誰かの手が触れた。

・・・

「やめ・・て」

恐怖のあまり、

声が震える。

・・・

・・・ん?!

誰だか知らないけど、

クスッて笑ったでしょ?

・・・


私の顔に触れてる手は、

何かを探すように、

ゆっくりと、私の顔をなぞる。

・・・

怖さもあるけど、

なんだかくすぐったくて、

なんだかもぞもぞする。

・・・

「・・見つけた」


「え?!」

手の主は、

私の唇を探していたようだ。


驚く私なんかほったらかしで、

手の主は、私唇を奪った。
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