【続】意地悪なご主人様
・・

仕事が終わり、

社員10名程で、

夏樹の歓迎会となった。

・・・

皆は、

夏樹を本当に歓迎してくれて、

オレまで嬉しくなってくる。

・・・

「真鍋部長、飲んでます?」

「・・・ああ」

そう言いながら、

オレにビールを注いでくれた夏樹。

・・・

少し酔っているのか、

頬は赤く染まっていた。

「大久保、あまり飲み過ぎるなよ?」

「わかってますよ・・・でも、

帰りは真鍋部長がいるから、

安心して飲めます」

そう言って夏樹は微笑んだ。

・・・

この顔で笑われたら、

何も言えなくなるじゃないか?
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