【続】意地悪なご主人様
・・・

今のはどういう意味だ?

・・・

まぁ、いい。

アイツのいう事を一々

気にしていては、きりがない。

気を取り直したオレは、

手元のコップのビールを、

一気飲みした。

・・・

それにしても、

夏樹は遅いな。

・・・

心配でたまらないオレは、

席を立ちあがった。

・・・・あ。

・・・

オレの目線の先に、

夏樹を支えてる信也の姿が。

・・・

夏樹は相当酔ってるようで、

意識もぼんやりのようだ。

「藤田、私が連れて行こう」

そう言って夏樹に触れようとしたら、

信也はスッとオレから離れた。
< 133 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop