【続】意地悪なご主人様
美味しい料理をいただきながら、

巧が私に問いかけた。

・・・

「仕事きつくないか?」

「…大丈夫ですよ?

感が戻るのは、なかなかみたいですけど」

そう言って私は苦笑い。

・・・

「海外企画部は、

仕事量が半端じゃないからな?」


「・・そうですね?

でも、私は仕事が好きですから。

すぐに慣れます」


「遥斗の事も、仕事の事も、

もっと頼れ。

お前は何でも、一人で抱えずぎるから」


「はい。わかりました。

こんなに頼れるご主人様が、

私にはついてますから」

・・・

私の言葉に、

巧は微笑んだ。

・・・

「・・・ところで」

「・・ん?」
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