【続】意地悪なご主人様

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そう思っていたはずなのに、

大久保を見ているうちに、

オレの中で

何かが変わっていくのが分かった。

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大久保は、

全く動じていない。

一人なんかでできる仕事じゃないのに、

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周りの意見を聞きつつ、

すべてを一人でこなしていく。

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時々、

オレの所に書類を持ってきては、

間違いがないか、

確認を求める・・・

相変わらず、誤字脱字・・・

他にも直すところだらけだが、

内容はパーフェクト。

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こんな女のどこに、

そんな才能が隠れているのか？

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日ごとに良くなっていく書類に、

ただただ感心するしかなかった。