さよならの見つけ方 第1章
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さよならの見つけ方
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“――――カンナ、マイケル、

起きなさい”







扉の向こう側、階段の下から、今日も聞き慣れた優しい声がする。






カーテンからもれる朝陽の中で、私はうっすらとまぶたを開く。










今日もサウスロンドンの朝は、快晴だ。






隣では、柔らかな栗色の髪を揺らしながら、マイケルが小さな寝息を立てている。










階下に向かってはぁいと返事をして体を起こすと、枕元に置いてある“何か”に私は腕をぶつけた。






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