さよならの見つけ方 第1章
「ん?」と思って振り返った私は、すぐにその異質な存在に気付く。










ピンクのリボンが掛けられた、大きな箱。







それが何なのかを理解するのに、そう時間はかからなかった。











「ロバート!!」






飛び起きて箱を抱え、一目散に階段を駆け下りると、ダイニングにはきちんと私の好物の料理ばかりが並んでいて、






白髪頭のロバートが誇らしげに、だけど優しく微笑んでいる。






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