翔子の恋
ペタペタ……
足を鳴らして玄関へ向かう
「翔子、お出迎えか?」
ニコニコと嬉しそうに笑うお兄ちゃんの口を塞いだ。
目を見開き驚いてるお兄ちゃんをよそに
角度を変えて何度もキスをする。
お兄ちゃんも持っていた袋を下ろして
私の腰に手を回す
私は首に手を回し夢中になった。
「……はぁ」
「翔子…?いきなりどうした?」
至近距離で見つめ合う
ドキドキして心臓の音がうるさい
「…竜太こそ、どこ行ってたの?」
「……"竜太"?」
お兄ちゃん…竜太は少し驚いて笑った。
「好きなんだから…いいでしょ?」
「…いいよ」
竜太は微笑んで、私をベッドに導いた。