翔子の恋
「翔子……入るぞ」
「…はーい」
ベッドの上に寝転んで雑誌を読んでいたら
母の再婚相手である
つまり義理の父親が私の部屋へ入ってきた。
「ちょっと、話いいか?」
「いいよ!どうしたの?」
雑誌を閉じて父に目を向ける
父は私の足元へ腰かけた。
「翔子はお兄ちゃんが、好きか?」
「も…もちろん!大好きだよ、どうして?」
「お父さんが言っているのは家族としての好きじゃなくて、普通の男としてだぞ…」
ドキッとした。
バレたらイケないと思って隠してきたのに…
「な…なんで?そんな訳ないよ」
「お父さん聞いちゃったんだ…翔子のいやらしい声」
「へ?」
「夜、お前の部屋から聞こえたんだ…そしたら次は竜太の部屋で聞こえた…」
「……」
「……」
「はい、ごめんなさい」
「ん?どういう事だ?」
「私はお兄ちゃんが好きです、男の人として好きです…」
父はニヤリと笑って私の太もも辺りを撫でた。
「……お父さんにも、聞かせてよ」
「へ?……嫌っ」
「嫌だって?じゃあ竜太を勘当して遠くに行かせようかな…?」
「それも嫌…」
父な手は止まることなくどんどん動きが激しくなり
父の息づかいも荒くなってきた。
「じゃあ…大人しくしなさい」
唇を奪われ手足の動きも封じ込まれて
抵抗する事も声を上げる事も出来ず
義理父に犯され
私の幸せは幕を閉じた。