君の左手が気になるのは、なぜだろう?
私は、特に彼に興味がなかったし、
説明も面倒だったから
「別に」と答えておいた。


「ふーん」


そういいつつも、彼、
いや、ヤツはゼンゼン信じてない空気。


面倒なことになった。
席替え初日から
変にかかわったら、
つぎの学期までずっとこれだ。


ぽん。


そのとき隣から
ノートの上に何か飛んできた。
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